Midnight Expressway Pt.2

旧ブログの続編です。今後とも宜しくお願い致します。

うつ病宣告されてから現状について

うつ病宣告されてからの今の状況をざっと述べてみました。

 

※生々しい表現があります。読む際はご注意を。

【現状】

状態はハッキリ言って良くないです。何%良くないかと言えば85%は良くないです。残りの15%で楽しいことを見つけないとやっていけないくらいです。

先週から今週月曜日のオフ会ではこの15%が最大限に活かせてましたけど、終わってしまった途端に活かせなくなった感じです。

2月にうつ病宣告して会社を辞めてからと言うもの、半分生きた心地のしない一日を何回も過ごす羽目になり、嫌なことは想起され、嫌だった台詞が幻聴となり聞こえる。

外に出ようも楽しいことを考えて紛らわそうとしても、嫌な思い出が全てを帳消しにする。

つまり、思いっきり楽しむことが中々出来ない状況なんです。無論頭も働かないので、この状態で仕事をしようものなら結末は確定しているようなものです。

 

【切欠】

何故こんなことになってしまったのか、正直自分が聞きたいくらいですが、切欠は2年前に務めていた会社で起きたパニック障がいだと思っています。

会社の環境は決して悪くありませんでした。ニュースで聞くような奴隷のように働かせる上司がいるわけでもなければ、いびる先輩も居ません。IT関係にしては和気藹々としているところでした。

ですが、この会社はそれに反比例して圧倒的に仕事量が多かったんです。

あるOSのサポートセンター系の仕事だったのですが、一日入ってくる質問の量は平均8件程度。最高で15件以上。

一見「少なくない?」と思うかもしれませんが、1件の質問の内容は分厚く、とても1件で30分や1時間で解決できるようなものではありません。

少なくとも1件に2時間ないし最高で6時間かかるのもあります。理由としては、OSのバグや、現象を実際に検証しなければならないからです。FAQ(事例)もありますが、それが本当に起こるかも確かめる必要があるので、検証しなければならないのです。

この量だと9時に出社しても、問題解決に至るまで最低でも21時くらいは必要になってきます。無論、21時は営業時間外ですが、それくらい検証しないと間に合わないからこの時間まで残るんです。最低で21時位なので、私はいつも22時~23時まで残っていました。最高だと泊りがけ。一回だけやりました。

また、私の家から職場までが1時間半程かかり、身体も脳もゆっくり休まらないまま出社するのが多く、気がつけば体が悲鳴を上げていました。体の調子は悪くなり、ご飯は食べられず、食べるくらいなら寝た方がいいと思うようになり、エナジードリンクだけで済ませるのはざらでした。

それが半年続いた結果、会社に行くというトリガーが発動するだけで体が以上をきたすようになり、駅の途中で今までにないほどの腹痛に襲われ、これは体の問題じゃないなと思い、精神科へ行きました。

そこで宣告されたのがパニック障がいだったのです。

会社とも相談し、仕事が残ったままその会社を辞めざるを得ない状態でしたが、向こう側も流石に反省していたようで、私の状況に問い詰めることはありませんでした。

その後、派遣元の会社に戻り、求職申請をして3ヶ月休むことになりました。その後の手当もびっくりするほど入ってきたので、心も体も満足に過ごせることが多く、回復にはそこまで時間がかかりませんでした。

 

【復帰後】

今度は別の会社を紹介されて、Wi-Fiルーターのサポート系をやることになりました。前回に比べると残業もなく、環境も悪くない所ではありました。

ですが、ここから更に悪夢が始まるんです。

復帰してからと言うもの、眠気が常に自分の周りから離れない。お昼の時間になっても、食欲より睡眠欲が優先される。つまり脳に栄養が行かない。脳が働かないんです。そうすると、仲間との連携がうまくいかないんです。

上手くいかない事が何回も続いた結果、リーダーにマジギレされ、挙句見捨てられるという結末に陥りました。これが酷くショックで、今でもリーダーの暴言は忘れられません。忘れたいところですが、無理です。簡単にできるならとっくに忘れてますし、こんな状況に陥ってません。

この時初めて"自殺"という感情が芽生えました。ですが、死ぬ程の度胸はなかったので、現在も生きています。

ここでまたしても前の会社と同じような状況になってしまい、再び休職。3ヶ月休むよう会社から支持される羽目に。

そして、この期間は前回に比べると給与が少なくなり、引きこもり気味な生活が続き、そのストレスで暴飲暴食してしまい、太ってしまいました。ですが、薬が効いたのか、3ヶ月後また復帰に至りました。

 

【復帰二回目】

最初は短期で簡単なお仕事を紹介され、そこは楽しく、上司とも仲良くなり、3ヶ月があっという間に過ぎてしまうほど良い職場でした。気分もよくなり、仕事ができると思い足を運ぶのに全く抵抗は感じませんでした。

そこで持ち上がったのか、今度は保険会社のインフラ管理の仕事を任され、色々会社の環境について教えられました。

最初に紹介したOSのサポートセンターに比べればテクニカルなことはなく、問題なさそうだと思いました。ですが、とんだ大違いでした。

いざやってみると、勤務中の睡魔は相変わらずまとわり付いたまま。そのせいか、派遣元に報告され、最初は感じが良かった仲間や上司達も次第に目線が冷たくなり、自分に対して嫌悪を抱いているのではないか?という目で見るようになっていたのです。本当にそう思っていたかどうかは分かりませんが、私にはそうにしか見えませんでした。

考えすぎと思う方もいるかもしれませんが、これはあくまでも私の目線での話です。

仕事も全く上手く行かず、何度も何度も仲間や上司に迷惑をかける羽目になり、まるで疫病神のような存在になっていました。

ここでまたしても体に異変が訪れ、最初の会社にあった、会社に行くというトリガーが自分の体に異常なまでな負荷をかけるんです。

結局、この会社が最後になり、もう迷惑をかけるのはうんざりだと思い、この会社も辞め、派遣元の会社も辞めることにしました。

迷惑をかけるくらいなら治療したほうがマシだと言う決断に至ったのです。親もその意見には賛同してくれました。

私を失うくらいならその方がマシだと思ってくれたのでしょう。

 

【会社を辞めてから】

今度は親に迷惑をかける事になってしまい、今でも中々その感情が離れることはありません。生活リズムも治そうと試みるも、うまくいくことは殆どありません。

話は変わりますが、Twitterで"筋トレで心の問題は全て解決する"みたいなのがトレンドに上がり、話題を呼んでいましたね。あの方法は一つの手段としては面白いものだと思いました。

ですが、私にはどうも体に負荷をかけるだけみたいだったようです。無理を承知で走り込みをしたり、筋トレをしましたが、反動が返ってきて、暴飲暴食に走ってしまいました。

つまり、本当にこの方法で心の解決ができるならば、世界中の誰もが実践しいるはずです。なので、アレは一つの手段なのかなと思った次第です。

現にムキムキマッチョなプロレスラー兼俳優のドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)氏も、過去にうつ病を患っていたみたいです。つまり、彼のような筋肉の象徴みたいな強靭な肉体を持っていても、精神的に病むことはあるんです。

精神科というのは、何をやっても精神の解決に至らないから存在するんです。

 

【最後に】

長くなってしましましたが、私が今の状況に陥ってしまったのは何故だろうか、今でも考えない日はありません。考えるなと言われたらそれは今の私には無理です。簡単にできたら今頃出来てますし、こんな長文書いてません。

うつというのは心の問題だけではなく、頭の問題でもあるので、心を強く持っても、頭の中での記憶がトリガーとして働いた瞬間、心の壁を瞬時に破壊してきます。

なので、私はメンタルヘルスと自宅療養に励むしか、今は選択肢がありません。

最後に、こうなってしまう前に、もし心が苦しくなったならば、無理をする必要はありません。それはプライドを捨ててでもやめるべきです。

苦しいと思う域まで達してしまったのならば、精神科、もしくはカウンセリングへ行くことをおすすめします。彼らはその手のプロですので、何かしら突破口をアドバイスしてくれます。

新社会人の方々も、今はそうでなくても、何かが切欠でこのような状況に陥るかもしれません。もしその際に、この記事が一つの事例として役立てるのならば光栄です。

 

以上、私のうつ病に至るまでの経緯でした。